2011-07-09

枯れ葉剤撒布50周年 豪州2題

50周年で、いろいろな動きをお伝えしてきましたが、今日は、オーストラリアのささやかな話題です。
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ベトナムの枯れ葉剤被害者を支援する目的で、AOJ、エージェント・オレンジ・ジャスティス豪越連帯ネットワークが、6月1日にシドニーで正式に発足しました。

私にしてみれば、組織が何であれ、ようやくシドニーにも発足したかという感じです。
発足の式で、AOJは、ベトナムの枯れ葉剤被害者への援助を呼びかけ、環境浄化を求め、ベトナムの被害者に補償するようアメリカの化学企業に求めるための運動を開始しました。

革命社会党のジョン・パーシー書記長は、戦争は35年以上前に終結しているにもかかわらず、アメリカ軍によって撒布された有毒枯れ葉剤の影響に多くのベトナム人が未だ苦しんでいると述べました。

被害者に対する支持を結集して、誰もがこの有毒化学物質の影響をよりよく理解するめのフォーラムとして役立ててもらうために、AOJはwww.agentorangejustice.org.auでウェブサイトを立ち上げたと、パーシーは語った。

在シドニー・ベトナム総領事館のマイ・フオック・ズン総領事は、AOJの行動を評価し、ベトナムにおける枯れ葉剤被害者への正義を求める運動の中で、AOJと密接に行動すると約束しました。
下は、AOJのサイトです。
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6月5日 拙宅のブザーが鳴りました。郵便局の人かとおもってでると、近所のジュディ・おばあちゃん。左手にかわいいテディベアをいっぱいもって、立っていました。
「ベトナムに持って行って・・・」と、言うのです。
前回の分を合わせて、11個になりました。

ジュディおばあちゃんは、このテディベアを一つ半日かけて作ってくれたそうです。
「編むのは簡単よ・・・見てなくてもできるんだから・・もっと必要なら、小さいのを編んであげるよ」と、自慢気です。
とにかく、この真心がありがたいです。

家に上がってもらって、色々と話しをしました・・・
ひょんなことから、私が、西オーストラリア州のブルーム(かつて真珠貝の取れるところ=19世紀後半、和歌山からもダイバーがたくさんきました)というところを日本軍が空襲した話をしました。
おばあちゃんは乗り出してきて、「その時、私の父はブルームにいたのよ・・・」
 
いや、驚きました。その襲撃で、お父さんが怪我でもされたかなと思ったのですが、どうやら、そうではなかったようです。ブルームは、零戦が機銃掃射をして、爆弾は落とさなかったのがせめてもの幸いでした。

かわいいテディベア・・ダナンに完成したばかりの障害者施設第3センターに運んで、子供たちに寄贈する予定でいます。AFPニュースによりますと、8日、スイス・ローザンヌ子ども病院(Children's Hospital of Lausanne、HEL)で、子どもたちに病院や医師への恐怖感を払しょくしてもらおうと企画されたイベント「テディベア病院(Teddy Bear Hospital)」が開かれ、子どもたちがぬいぐるみを持ち込んで参加したそうです。イベントは同病院設立150周年を記念した行事の一環として、医学生らが主催したものですが、結構こういうぬいぐるみは、子供のこころに優しさを与える独特の雰囲気があるんですよね。

そえれでもう一つは、グエン・ティ・リーちゃん(今年のユニセフカレンダーガールで、現在小学校3年生=今年1月18日付の本ブログに掲載してあります)という第三世代の被害者に贈呈します。
このテディベア・・しっかりと平和のために使わせていただきますよ。ありがとうございました。

北村 元 愛のベトナム支援隊
Love & Support Vietnam Since 1990
<本ブログの無断転載・複製を固く禁じます>

Posted by Picasa

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