2010-11-02

支援の旅(91)参加者の声3・完

到着順の最後は、宮尾和宏会長です。
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2010年 ツアーを振り返って 10月31日受信

今年のツアーは8月15日~8月22日の6泊8日で実施しました。

例年の日程を2日間短縮した計画はかなりハードにならざるを得ませんでした。

本年のツアーの支援内容は6省34名の高校生、大学生に奨学金の贈呈、2施設での音楽療法、2小学校での視力検査及び目の検診、枯被害者家庭訪問 6軒。クアンガイ省、ニンビン省の二箇所での海苔巻き講習会を行う事が出来ました。それと水害に遭った小学校と以前から生活支援と行っているニャンちゃんの小学校の児童にノートを贈呈しました。
(これらは全てブログで報告済みですので、参照して下さい。) 
筆者:クアンガイ省で
以下反省点など

* 今年のツアー参加者は過去二番目に少なかったのですが、少数人にメリットもデメリットも有ります。特にデメリットは予算上の問題が生ずる事です。

成田発から約5,000円安い名古屋国際空港に変更するなど工夫を行い募集時の旅費で実施でき、多少の黒字を計上できました。これは参加者のご協力とベトナム外務省のタインさんの全面的なご協力の賜物で有り深く感謝申し上げたいです。

* 目の検診
ダナン省、クアンガイ省の二箇所で実施。

既にブログで報告済みでお気付きと思いますが、視力検査で片目に封筒を当てています。何年か前に孤児院でカレーパーティーを実施した時は全員に日本からスプーン、ハノイでカレー用皿の用意をしましたが、シャモジの1つ2つを用意すればよかったと、自分自身反省しております。

目の検診で学校が休み中に集まってくれた全小学生にはノート三冊~五冊を上げることができた事はとてもよかったと思っています。

* 奨学金の贈呈

昨年までに14名に贈呈していましたが今年は20名増員して34名の高校生、大学生に増やす事が出来ました。6月事前調査(下見)の時に現地のVAVAの方にもう少し額を増やした方が良いかどうか伺いましたが、額は昨年と同じで結構ですが一人でも多くの学生に奨学金を支給して欲しいとの要望を頂いての結果です。

贈呈する証書の表には日本語、裏にはベトナム語で、文章は全て違った奨学金証書を作成して奨学金と供に贈呈しました。その他に奨学生全員に夢を与えるような写真7枚セットでお上げする事が出来、とてもよかったと思っています。

贈呈された学生諸君はこの証書を胸にこの一年を運動に勉強に励んでくれる事でしょう。

証書の文章は、今年3月静岡大学大学院を卒業したクエさんの訳して頂きました。仕上げにはかなりの時間と苦労を伴う作業でしたが、贈呈時の彼らの嬉しそうな顔をみて苦労は喜びにかわりました。
筆者:眼科検診の立会い(クアンガイ省で)
*家庭訪問

今年の家庭訪問は6軒、ダナン省、フート省各3軒。

ダナン3軒は訪問時に米等の生活物資の支援でした。
フート省は豚などの生活支援を行いましたが、訪問時の時間不足など被害者の精神的な支援が十分に行えたかどうか?
 次回はもっと時間的な余裕を持った支援活動に出来たら、と思っています。

* 海苔巻き講習会

オーストラリアから参加の佐々木さん、松島さんの講師で海苔巻き講習会を実施する事が出来、クアンガイ省VAVAの皆様、奨学生の皆様、ニンビン省の元女性兵士の皆様とこの上も無い交流ができた事はとても喜ばしい事です。

これは、レストラン「WA」のオーナーの奥井さん、講師を勤めてくれた佐々木さん、松島さんの素晴らしい連携プレーの賜物です。心から感謝いたします。ボランテアは遊び心が無いと長続きしません。海苔巻き講習会で心の交流ができた事は今年のツアーの最大の収穫です。

最後になりますが、2010年ツアーが無事終わる事が出来たのは参加して下さった方々の絶大なるご協力、ベトナム外務省タイン氏の全面的なご協力の賜物で、感謝申し上げます。心からお礼を申し上げます。 有難うございました。

                  2010年10月吉日 
                  愛のベトナムさわやか支援隊
                   宮尾 和宏 
  筆者:ハノイ友好村で
【宮尾和宏さまへ】今次のツアーもお疲れ様でした。34枚の奨学金証書の作成がやはり一番のハイライトですね。34回の印刷で終わるはずがなく、私の文章の間違いなどをよく我慢して下さいました。一晩一晩、宿泊先のホテルの床に座って奨学金を詰める内職も、楽しかったです。”がんばれよ”の気持ちを込めて札を入れる・・・あの瞬間は、貴重な経験になりました。人が優しくなれる瞬間です。ありがとうございました。北村
(つづく)Posted by Picasa

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