2009-09-26

支援隊ツアー09(23) クアンガイ12-2

ご主人のファム・ヴァン・チンさんは、1952年生まれです。枯れ葉剤被害者協会の役員さんと思っていたのですが、実は、暑い中をせっせと私たちの道案内を努めてくださっていたのでした。
ご主人の右目が常に痛い・・・と訴えるので、名古先生に診ていただきました。特別に、眼球に傷がついているのでもなかったようで、よかったと思います。
水で洗浄したら、痛みは消えたようです。
「明るい方を向いてください」

奥さんはグエン・ティ・キム・ホンさん。ご主人より1歳若い1953年生まれです。

2人とも戦場に出ています。
ご主人は、クアンガイ省で、1968年~1975年まで。
戦争の7年は、ほんとうに長かったと思います。

奥さんは、クアンガイ省で、1971年から1975年まで。
クアンガイ省は、旧南ベトナム領です。よくぞ、お二人とも戦争を生き抜かれたと思います。

目の洗浄

子どもさんは3人です。

1)長男 就職 ホーチミン市在住
2)次男 就職 クアンガイ省

3)長女 ファム・ティ・ミン・ゴックさんは1989年に生まれました。神経障害。普通に歩けない・・などの問題を持っています。外には、ほとんど出ません。

学校に行ったことはありますが、中学4年生まで。それもクラスの勉強についていったのではなく、学校に預かってもらうという形でお願いをしたようです。

スナックを配るホンさん
チンさん一家は農業で生計を立てています。
土地は2000平米。収穫できる米は、700キロほど。「現在の一家には足りる」そうです。農業以外の仕事はしていません。

ご両親の心配は、当然、娘のゴックさんのこと。「自分たちが死んだら、この娘はどうやっていくのか」と、下見の時もおっしゃっていました。理絵子さんのように育ってほしい・・・そんな気持ちをこめて、ホンさんが理絵子さんのことをみていたように思います。
どこのお宅を訪問しても、人に言えないつらい話は、必ずあるものです。Posted by Picasa

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