2009-07-28

最新の医学研究発表

今回は、7月25日に発表された最新の医学研究結果をご紹介します。何で今頃わかったのか、と怒りのやり場のない元軍人も多いはずです。「俺たちは、最初からわかっていたんだ」と言っているかも知れません。アメリカ政府を少しずつでも追いつめていかなくてはなりません。
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エージェント・オレンジへの曝露 パーキンソン病と心臓疾患の危険性を増す

ベトナム戦争中に使用されたエージェント・オレンジに曝露した兵士や一般人は、パーキンソン病と心臓疾患になる危険性が増す可能性があると、アメリカ科学アカデミー医学研究所(IOM)が報告した。
この研究はアメリカ退役軍人省が後援したもので、エージェント・オレンジと2つの疾病関係のカテゴリーを増やす必要があることを示した。報告書が作成される前までは、二つの病気と枯れ葉剤との関連は、正式には不適当か証拠不十分とされていた。
研究が関連性を浮き彫りに
ワシントン大学公衆衛生学部のリチャードA.フェンスキー教授(写真)では、「それらの2疾病(パーキンソン病と心臓病)は、関連性は、限定的 あるいはきわどい証拠ありという方向へ移動した。変わったのは、わずかその2つだ」と、言った。
フェンスキー教授は、また、「今回は、いくつかの新しい研究が行われた。いずれも、関連ありとする方向を強く指し示した。それがわれわれが、関連性ありと結論づけた理由だ」と、明らかにした。
心臓疾患
研究者は、ベトナム戦争中に従軍した元軍人のエージェント・オレンジに曝露による心臓への影響について研究した。研究の結果は、エージェント・オレンジに曝露した人々には虚血性心疾患(心臓の血液供給が減る状態)になるより高い危険性があることを示した。
喫煙と体重というような他の要因も、心臓病発生の危険を高めることもわかった。しかし、枯れ葉剤への曝露は、最高のリスクを与えることがわかった。
パーキンソン病
研究者は、この他、パーキンソン病を患っている枯れ葉剤被害者を調査した16の他の研究を見直して、エージェント・オレンジのパーキンソン病への影響も研究した。
ベトナム退役軍人の間の実際のパーキンソン病罹患率が得られなかったので、パーキンソン病のための研究はさらに必要であるとしている。
エージェント・オレンジは植物を破壊して、敵の発見を容易にするために、ベトナム戦争中に使用された化学物質だ。1961年から1971年まで、2000万ガロン以上のエージェント・オレンジがアメリカ軍によってベトナムのジャングルに撒布され、275万人以上の兵士がこの有毒化学物質を浴びている。Posted by Picasa

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