2009-01-24

ベトナムは今 テット(旧正月)

ベトナムテット(旧正月)に入りました。恵まれない人たちにどういう動きがあるか、一部の動きを、ベトナムの新聞ニャンザン紙から拾ってみましょう。
伝統のテットの習慣に則り、ニャンザン紙は、副編集長を団長とするニャンザン紙代表団が、20日、ハノイの東にあるハイ・ヅオン省ザー・ロック郡の高齢者や貧困家庭、枯れ葉剤被害者を訪問し激励した。

代表団は、88歳の戦争英雄母のグエン・ティ・カイさん(写真中央の女性)を先ず訪問し、旧正月の贈り物をした。彼女の夫と子ども二人が、ベトナム戦争の犠牲になっている。写真は、戦争英雄の母カイさん。88歳には見えない矍鑠とした姿勢だ。
また、トン・ケン コンミューンに住むヴー・ティ・ヴオンさん(89歳)の夫は戦闘員として倒れた。同じコンミューンに住む65歳のグエン・ゴック・ホイさん4/4級という傷病兵だ。14歳になるファム。ヴァン・ハン(ホン・フン コンミューン在住)は、枯れ葉剤の被害者だ。お父さんが、ベトナム戦争時兵士だった。お菓子などの他に、現金50万ドンが贈られた。

代表団は、祖国の独立、自由、統一のために捧げたこれらの人々に感謝の気持ちを表し、枯れ葉剤被害者の困難な生活に深い理解を示し、幸せな新年をむかえるように激励したという。

又、同紙のホーチミン本社では、障害児、孤児、キー・クアング2パゴダ(Ky Quang 2 )に収容されている枯れ葉剤被害の子どもらを対象に、総額1千万ドンの贈り物を届けた。

又、ダナン支社では、クアンチ省とクアンナム省の6家族に、それぞれ40万ドンのお年玉を配った。

さらに、チャーヴィン省ニャンザン支社では、グエン・ヴァン・べーさん(3/4級傷病兵 Can Long 町在住)、夫と子ども一人が戦死したグエン・ティ・トーさん、戦争英雄の母ヴォー・ティ・キエン等を訪れ、50万ドン相当の贈り物をした。
                           
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もっともっと、ベトナム人の間に、痛みを分かち合う精神や絆が強くなれば、アメリカの態度も変わってくるとおもわれるのだが・・・。(北村 記)Posted by Picasa

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